第39話
『ABAYO (後編)』

Fly Bye!とあの挿入歌が頭に浮かぶ。この最後のエピソードだけ に作られた挿入歌。何十年経とうともその響きはいつまでも心に残る。ブライガー最後のエピソード。

地球と太陽系の人々をパニックのどん底に陥れたカーメ ン・カーメンの木星破壊宣告はすでに天日の恐怖となって刻一刻と最終段階を迎えるに至った。

このナレーターが流れると画面には逃げ惑う人々の姿 が・・・しかし2種類の人間のみ。皆同じ動作の繰り返し。描き分けてくれよ・・・

木星は、それ自体、地球大惑星にして38個、月の大き さで三千個。アステロイド最大のセレスの大きさで30万個を生み出す質量を持つと言われている。しかし、木星の78%に及ぶ水素を重金属に変えるカーメ ン・カーメンの構想は実に数百に及ぶ。地球大惑星の生産をめざしていた。しかも地球人類のほとんどの犠牲の上に築かれるヌビアだけの新天体文明の計画であ る。

ブライガーって天体に詳しくないと星の名前を言われてもさっぱりわからない。だけど勉強になるよね。挿入歌「太陽の子ら」に出てくる、水金地火木土天海 冥っていうのもこの歌のお陰で当事覚えた。

この暴挙から地球と太陽系を守るためJ9と呼応したド ク・エドモンは木星を取り囲む軌道上に保護スクリーン作戦を計画。水星を本来の軌道から離して木星へと向けた。

だが、保護スクリーンを作るには水星のほかに土星の衛 星タイタン、海王星のトリトン、木星の四大衛星イオエウロパ・ガニメデ・カリストを更に必要とした。J9はこの作戦に呼応した地球連邦軍の科学者と正規軍 と合流すべくコネクション連合に囲まれたアステロイドウエストゾーンを突破した。

かくして、太陽系の命運をかけての最後の戦いのときは 至った。

通信員の声「地球正規軍保護スクリーン部隊よりJ9へ。ご協力感謝!!我々 は所定のオペレーションに入ります」
アイザック「我々はコネクション連合の追っ手をひきつけます」
通信員の声「ご武運を祈る!」
お町「イエーイ、なかなか」
キッド「紅バラ・・・部隊!」
ボウィ「それじゃこっちもごあいさついくよっ!ブライシンクロンマキシ ム!!」
戦闘機に乗ってるパイロット「イエーイ」

ここで紅バラ部隊が登場してキッドが驚くんだよね。かつての自分の古巣。腐敗しきった組織に嫌気がさして脱退しただけにまた再び目の前に現れて、そして協 力して作戦を遂行するなんてキッドは何を思っただろう。

アイザック「来たぞ、ボウィ!キッド!」

アイザック「奴らを一歩たりともここらから通すな」
一同「イエーイ」

コネクションの派遣官「おのれ、軟弱な地球正規軍に何が出来るか、迎え撃 て」

管制員「射程に入りました」
派遣官「撃て!」

派遣官「き、きさまら・・・コネクションに逆らって・・・きさまら開発局の 人間が生きてゆけると思うのか!」

科学者「正規軍を迎え入れろ。もうコネクションの言うがままにはならん。地 球の家族と太陽系の同盟達のために例え死すとも保護スクリーン作戦に参加する」

かくて、ガリレオ四大衛星は相次いでコネクションの手 から開放され開発局は総力をあげて保護スクリーンオペレーションを開始した。

この動きと相前後して立ち上がった他の開発局の科学者 は、決死の反乱戦の末、海王星トリトンを土星のタイタンを保護スクリーン作戦に参加させるべくすでに木星に向けて軌道をとっていた。

科学者A「ヌビアの横暴を許すな。故郷地球を守れ」

ヌビア監督「ヌビアの夜明けは近い新天体万歳。カーメンに栄光あれ」
一同「カーメン」

カーメン「私は聖アトゥーム神と一体となるための最後のみそぎに入る」
ドルティ「はい・・・」
カーメン「いかなる自体が起ころうとも木星破壊は予定のスケジュールにそっ て進めよ」
ドルティ「は・・・」
カーメン「何びたりとも私に近づけるな。私の全ては聖アトゥーム神に捧げね ばならぬ」
ドルティ「・・・」
カーメン「ドルティ」
ドルティ「はい・・・」
カーメン「世話になったまた会おうぞ」
ドルティ「はいっ・・・ウウウウウウ」

カーメンが水の中に入っていく姿をみて泣くドルティ。ここでカーメンは自ら犠牲にして木星破壊をするわけだが、バクシンガーやサスライガーにでてくるカー メンは子孫じゃないんだろうか。仏教のように生まれ変わりなのかな。それとももうすでに誰かがカーメンの子供を身ごもってどこかに避難していたのだろう か。でもカーメンは女よりも男が好きそうだな。このドルティとも出来ていたりして。

金星代表「カーメンさまにお取り次願いたい」
土星代表「全てを委ねて我々は協力してきた」
火星代表「それなのにヌビアの大移動船団は木星を通過して外宇宙へ移動して いるというではないか」
代表連「うっ!!」
木星代表「だ、騙したのか・・・は、始めから我々を」

結局ここで皆殺し〜。悪いことしてきたし自業自得だね。

ブライガーが敵をやっつけている。
アイザック「運を天に任せてアマルティアのカーメンを討つ」
一同「イエーイ」

大神官「何事だ」
レーダー手「はい、水星がマジかに迫っています」
大神官「何、水星が」
レーダー手「カリスト、ガニメデ、エウロパ、イオ、木星の四大 衛星接近中。海王星トリトン、土星のタイタンも同じく」
大神官「うろたえるな、いかなる自体が起ころうと計画は変更せ ぬ」

アイザック「カーメン・カーメン!木星とても生物の生きる星、はばかること なく彼らの星を破壊しあまつさえ人類と太陽系をかえり見ぬ暴挙許すわけにはいかぬ。カーメン」

ブライガーが敵の建物に潜入して敵をやっつける。逃げ惑う兵士。ブライガーの胸のシャッターが開くと銃を構えたキッドが立っている。

あの胸はシャッターだったのですね。車庫だなまる で・・・。普段皆はブライガーのどの部分に居るんだろう。キッドは顔の部分だけど他の皆は胸の部分?

次々とキッドが銃で攻撃、お町もカッター投げて切り裂き、ボウィも爆弾投げる。命中してイェイと決めポーズ。それを狙い撃とうとする兵士。そのときアイ ザックの電磁ムチが登場。

どこまで伸びるんだこのムチは。。。

簡単に敵をやっつけてカーメンの元へ。時間あんまりないもんね。そりゃ簡単に終わるよ。

一同「カーメン」
カーメン「ククククク」

ここでブライガーとアイキャッチが入る。

カーメン「ヌホホホホ・・・J9の諸君ようこそ。私のところに飛び込んでく るとは見上げたもんだな。ヌホホホ」

ここでカーメンが増える。

キッド「影武者だ」
ボウィ「こりゃすげえー」
アイザック「柱の影だ」
ボウィ「うっ、あちっちぃ」

カーメン「ヌホホホ」

次から次へとでてくるカーメン。なんでこんなことができるんだろう。幻影にしてもカーメンの武器はちゃんと切れるし、一体どうなってるんだろう。

キッド「イエーイ」
お町「本物はどこ。ん!ん!」
キッド「奴がいねぇぞ」
アイザック「本物は奥だろう。急げ」
キッド「OK」

キッド「くそっ、どこへ隠れやがったんだ。きっと探し出して決着をつけてや る」

カーメン「聖なる神アトゥームよ。我々は神の意志により新しい世界を築か ん。汚れ泣き新しい大地を生みヌビアの繁栄を築かん」
神の声「汝、我の子なり。新しき大地の父なり。汝がいのちは幾百年永遠の命 を約束sれたるものなり。汝のほっするままに定め欲するままに行え。欲するままに行え」

アイザック「カーメンは近いぞ」
ボウィ「ウヘッ」

カーメン「ヌホホホホ・・・J9私を倒すことは永久にできんな。この勝負私 の勝ちだ!ヌホホホホ」
アイザック「その言葉お返しするぞ。キッド」
キッド「イエーイ!勝負だ」
カーメン「ヌホホホ、さらばじゃJ9」
キッド「待て」
アイザック「よせ、キッド。あれはロケットだ」

アイザック「奴は死して木星の土となる気だ」
お町「じゃ、玉砕するわけ」
アイザック「フム、木星の破壊は間近だ。脱出する」
キッド・ボウィ「イエーイ」

で、結局カーメンの勝ち?

木星が破壊されてしまう。そしてスクリーンの光を浴びながらドク・エドモンがスイッチを押す。そしてドク・エドモンの姿が消える。

ああ、死んじゃったよ。これから誰がブライガーを調整できるんだ。でも実はこの後の話は実際のブライガーの脚本を担当した山本優氏の小説で続くんだけど、 ブライサンダーのことやドク・エドモンの身内とかでてくるんだよ。ネタばれごめんよ。

木星の破壊でアステロイド周辺は壊滅状態。J9基地も次々と崩壊していく、シンとメイが転がっている。

シン・メイ「あ!」
アイザック「シン、メイ、脱出の用意だ。ブライガーに飛び移れ」
シン「ねえちゃん」
メイ「ええ」

J9基地が崩壊していくシーンは悲しかった。そしてキッドのレコードや銃のコレクションもみんな全滅。も一度ブルースのエピソードに出てきた幻のレコード はタッカーさんにあげてるといいな。

シン・メイ「アイザックさーん」
アイザック「よかった」
キッド「アイザック、保護スクリーン作戦はどうなったんだ」
アイザック「ん・・・間一髪成功したようだ」
キッド・お町・ボウィ「ふぅー」
ボウィ「やれやれ、ともかく地球と人類ちゃんはかろうじて救われた訳よね」
キッド「しかしこの様子じゃ暫く太陽計は危なっかしくて動き回れねぇな」
メイ「アイザックさん、エドモンさん達は・・・」
シン「ポンチョも、ポンチョもいい奴だったのに、ひっくひっく」
キッド「さて、これからどうする?」
アイザック「地球は救われた。故郷に帰るのもいいだろう。私はもどらん が・・・ラスプーチン達は太陽系の外宇宙のバーナード星方向に旅立ったそうだ」
キッド「バーナード星方向?」
アイザック「ああ、地球のフライバイ殖民隊が外宇宙との交信のために十万人 の宇宙コロニーを作っているという」
お町「フライバイ?」
アイザック「うむ、片道燃料だけ積んで太陽系とおさらばしたフロンティア達 さ」
ボウィ「片道燃料だけなら、この子猫ちゃんでもかなりのところまでいける ぜ」
キッド「イエーイ」
アイザック「どうやら話はまとまった様だな。私達もフライバイといこうか」
一同「イエーイ」
ポヨン「ポヨン・・・ポヨンポヨン」
シン「ポヨン、どこに行ってたんだポヨン」
ポヨン「ポヨーン!ポヨーン!」

木星破壊後は放射能が強く降り注ぐってあったけど、一番影 響を受けやすいアステロイド辺りにいたのに大丈夫なんでしょうか。話の筋からしたらあんた達かな り放射線浴びてないっすか?しかもポヨンあんた本当に今までどこにいたんだ?ずっとブライスターにいたんだろうか。

ポンチョ「待って下さいよー。置いてけぼりはないでゲショー」
女性「ダーリン」
ポンチョ「あー、いっちまうでゲスJ9!ここで見捨てられたらあっしは商売 あがったりでゲス。J9ー」
女性「ダーリン」
ポンチョ「J9ーン、あっしのジェーナイーン」

Oh, yeah!
Oh, yeah!
Oh, yeah!
Fly Bye!

挿入歌が流れる。そして最後のカーテンコール。

風になびくアイザックのマント、振り返るアイザック。
後姿のボウィ、振り向き帽子を上げにっこり。
後姿のお町、振り向き髪を手でかき上げウインク。
キッドが最後に後姿で登場、ガンを手にしてまわしてにっこり。

キッド「あばよ!イエィ!」


まぶしいばかりに輝いて
ふりむくこともなく
Fly Bye
はじける彼方見つめつつ
ただひたすらに Fly Bye
燃える命の片道切符
ただ行くだけさ Oh, yeah! Oh, yeah!
めぐるめぐる銀河
めぐるめぐる命
何が何が何が呼ぶのか かなた
ABAYO ABAYO ABAYO
FLY BYE GET GET
GET FLY BYE
ABAYO ABAYO ABAYO
FLY BYE!

銀河旋風ブライガーとJ9は、伝説の彼方に消え去った。そして 育成期を経た後、彼らの精神を受け継いで立ち上がる新たな若者達がいる・・・・

ああ、終わっちゃいました。最後に4人が出てくるシーンは大好きなんだけど、キッドが最後にアバヨ!イエィっていうところがとても寂しくなる。

さて、この後のブライガーの話が小説であり、当事は映画の話も出てたりしていた。この小説が発売された日に私は本屋へ走りしっかりと握ったのを覚えてい る。そしてその日のうちにと徹夜して読んでしまった。がしかし、よくわからんかった。全話観てなかったし、最終回が自分の誕生日パーティを家で開かれて良 く観られなかったまま、その後の話を読んだのもいけなかった。またところどころがイメージできずに益々???のまま読み続けていた。その買った本も親に捨 てられてしまい、また原価を超えるお金を払ってこの年になって読み直したらやっと理解できた。

キッドの一人称で描かれているので他の3人があまり出てこなくて物足りなかったが、またカーメン以上の何かに巻き込まれてしまうお話。あのフライバイの後 のブライガーがどうなったか知りたい人は是非とも読んでみて。今では絶版になってるのでオークションなんかで探してみてね。古本屋にある場合もあるかも。

これでブライガーの突っ込みも終わった。全話はさすがに大変だったけど、それでも沢山の発見もありまたJ9のメンバーの魅力が良くわかって楽しかった よーー。

最高だよね、ブライガーって!
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