第39話
『烈風散華(最終回)』
ディーゴの声「シュテッケン、何をくよくよしている。お前らしくねぇぞ」
シュテッケン「ん?ディーゴ」
ディーゴの声「元気を出せ。お前がそんな面してたんじゃ他の連中は落ち込む一方だぞ」
シュテッケン「俺はあんたに悪い運をしょわせちまったんじゃねぇかと思ってる」
ディーゴの声「バカいうんじゃねぇ。この動乱の太陽系にターマの田舎で指をくわえていたんじゃそれ こそ死んでも死にきれねぇ。俺にとっちゃ上出来さ」
シュテッケン「本当にそう思うか?」
ディーゴの声「ああ、後はお前達に力いっぱい生き抜いてもらうこと願うのみだ」
シュテッケン「ああ、やってやるさ、ディーゴ」

シュテッケンがディーゴの影と語らう一幕である。

ビリー「ぼくです」
シュテッケン「士郎か入れ」
ビリー「寝なかったんですか」
シュテッケン「ああお前もか」
ビリー「ええ」
シュテッケン「人工惑星の中とはいえ、夜は来る。変なもんだな」
ビリー「そうですね。時代も明るい日の出のときがくるといいけど」
シュテッケン「士郎、ここが最後の決戦場かもしれんな」
ビリー「ええ」

見回りを終えてクラパチーノ率いる隊が報告する。

クラパチーノ
「東サイド異常なし」
サンダビーダの兵士「申し訳ありません。佐馬之助・ドーディ殿の無念の際に 我々の警備の手落ちから・・・にも関わらず銀河烈風にその上パトロールを」
クラパチーノ「気にせんで下さい。副長やビリーさんにも言い付かっていま す。あなた方の不手際のせいばかりとはいえない。敵を抱く分子をこの要塞に引き込んできたのは烈風隊の責任でもあります」

キャシーは佐馬のバイクの元で泣いている。

佐馬の声「キャシー・ルー、泣くんじゃねぇ」
キャシー「あっ」
佐馬の声「折角の美人が台無しになっちまうぜ」

えっ?キャシーは美人か?すみません悲しいところでつい 突っ込みが・・・。

キャシー「佐馬、あたい今度はほんとに一人ぼっち。どうしていいかわかんな いのよ」
佐馬の声「そう困らせんなよ。お前はまだ若いんだ。俺みたいな流れもんのことは忘れてさ元気だ せよな!」

うわー責任感ないぞ佐馬・・・あっ、でも死んでるか。

キャシー「でもあたい、あんただけなんだよ。忘れることなんかできやしない じゃないか。ばかばか、佐馬の馬鹿!佐馬・・・」

言いたいことだけ言って消えちゃった。

キャシー「どうしたらいいのよ」
ライラ「キャシー」
キャシー「ライラさん」
ライラ「探したのよ。やっぱりここだったのね。冷えるわよ」
キャシー「あたいどうしよう。ほんとにどうしよう」
ライラ「キャシー」

吐き気を催すキャシー。

ライラ「キャシーどうしたのキャシー!キャシー、キャシー、あなた・・・あ なた佐馬の・・・」
キャシー「ベビーよ」
ライラ「キャシー!」

非常に驚くライラ。きっと心情はあんた達いつの間に・・・ と思ってたのかもしれないな。

ジャッキーがメリーカ製のコンピューター(?)をマスターしていた。ファンファンがすごい天才だとはしゃいでいる。でもその機械、キャッシュレジスター?

ジャッキー「でも」
ビリー「どうしたんだいジャッキー」
ジャッキー「おいらこんなことして遊んでらんないな。ディーゴさんや、佐馬さんや今まで頑張って るみんなのためにも武器を持って戦わなくっちゃいけないんだ」
ビリー「だめだ!!」
ファンファン「ビリーさん」
ビリー「あっ、すまん。つい大きな声を出してしまった。ジャッキー、ファンファン、よく聞く んだ。君たちには戦う以外にやってもらいたいことがあるんだ」

こんなときも連合軍は確実にサンダビーダに向かっていた。

ケイ・マローン「覚悟は出来ている。元よりこの命初めから捨ててかかって望 んだ戦いだ。勝つも負けるも悔いだけは絶対に残したくはない。それが私の青春の全てだ」
イーゴ「私もその覚悟だ」

イーゴも青春の全てだったの?

オフス星の教会ではミレイとリリィがひたすら祈っていた。

突然悪い連絡がブーヨとシュテッケンに入る。中継衛星が混乱しユーリとの連絡がとれなくなってしまった。万一の時のためにシュテッケンはブーヨに市民の収 容と保護を託す。

シュテッケン「我々に残された最後の勝利のみちは戦闘員すべて果てるとも技 師・女・子供の命を互角のバランスの中で守り通すことだ・・・頼む」

それを聞きながら涙を浮かべるブーヨ。シュテッケンは一瞬の笑顔を残してその場を去った。

シュテッケン「士郎!」
ビリー「シュテッケン」
シュテッケン「士郎、烈の花火の打ち上げだ」
ビリー「はい!」
ジャッキー「おいらもいく」
ファンファン「あたいも」
シュテッケン「二人はここに残れ」
ジャッキー「おいらだって銀河烈風の・・・」
ビリー「ジャッキー、まだわからないのか」
ジャッキー「わかれったって無理だ」
ビリー「ジャッキー」
ジャッキー「ビリーさん・・・(泣く)」
ファンファン「ビリーさん」
シュテッケン「二人とも士郎の言うことをきけ。これはディーゴからの遺言でもあるんだ。生き残れ。 たくましく生きて次の時代に俺達烈の生きざまを受け継いでくれ。それができるのはお前達だけだ」
ジャッキー「シュテッケンさん」
ビリー「僕たちが生きてたことを本当に伝えてくれるのは君たちしかいないんだ。わかるね」
ジャッキー「そんな、勝手なことってあるもんか。勝手すぎるよ」
ビリー「僕や、ディーゴやシュテッケンや銀河烈風の全てのお願いだ。頼むよジャッキー」
ファンファン「お兄ちゃん」

シュテッケンとビリー走り去っていく。

ジャッキー「くそ!こんな世の中なんて戦争なんて戦争なんて大嫌いだ」

その頃ユーリは中継衛星をかく乱され偽情報をつかまされ罠にはめられる。なんとかしようと思ったときはもうすでに手遅れであった。

ユーリ「引き返せ!ブーヨや銀河烈風に申し訳がたたん」
部下「すでに手遅れです」
ユーリ「なんと・・・なんというのか何と言う運命のいたずら。 この命果てるともこの恨み永久に太陽系を離れはせぬぞ!」

ユーリ火の海に包まれる。

ユーリ
「死ねん!死ねん!」

シュテッケン「スリーJ」
スリーJ「シュテッケンさん」
シュテッケン「世話になった」
スリーJ「そんな、そんな言い方ってないでげしょ。よーしこうなったらあっしも男一匹・・・」
シュテッケン「いいんだ。無理はしてくれるな」
スリーJ「無理!?何が無理だ。ふざけねぇでおくなせい」
シュテッケン「すまなかった。バクシンバードはお前に返す。ジャッキーとファンファンをつれてここ から脱出してくれ。手はずは整えてある」
スリーJ「何をいってるんでやんすか。あっしをこけにするつもりなんですか、シュテッケンさ ん」
シュテッケン「スリーJ、商人には商人の戦い方があるはずだ。俺達みんなの頼みだ。後は頼むぞ」

サンダビーダ要塞の外壁が突破され連合軍が侵入してくる。あんな大きな 穴が開いても中は何一つ飛び出ないな。あんな穴が宇宙空間であいたら嵐のように中のものが外に吹き飛ばされそうな感じがするのだが。

シュテッケン「銀河烈風、突撃!」

ビリー「銀河烈風一番隊、突撃!」

ライラ「四番隊、ライラ峰里、参る!」

サイトー「銀河烈風三番隊サイトー」
クラパチーノ「二番隊クラパチーノ」
二人「突撃!」

ビリー「一番隊隊長ビリー・ザ・ショット、参る!」

ビリーが砲撃に倒れ火に包まれる。

シュテッケン「いくぞ。シュテッケン・ラドクリフ参る!」

マイソウルジャーニーをバックに戦いが繰り広げられる。

ケイ・マローン「ひるむな!」
シュテッケン「ん、ケイ!」
ケイ・マローン「うおっ!」

ケイ・マローンはシュテッケンに出会って驚いている表情。そしてシュテッケンのバイクのタイヤで頭を打たれて落ちてしまう。

話によるとケイ・マローンは死んでないようなことを聞い た。彼は生き延びている設定らしい。でも本編では明らかにされてないのでわからないが。

ライラも砲弾を浴び散っていった。

シュテッケン「烈風ここにあり!」

シュテッケンもまた敵の攻撃で体が宙に舞い上がり散っていった。

バクシンバードはサンダビーダ要塞を去っていった。サンダビーダ要塞の 周りには連合軍がたくさん取り囲んでいるのに誰も攻撃しないのはなぜ?

ソニア「シュテッケン・ラドクリフをご存知ありませんか。銀河烈風副長をご 存知ありませんか」

激しい戦火が起こったのに、平然とその中でシュテッケンを 探すソニア。あんたいつのまにどうやってそこに降り立った。普通そんなところにいたら危ないだろうに。

ファンファン「お兄ちゃん。銀河烈風の声が聞こえる」
ジャッキー「うん」

空に5人がバイクを飛ばす。5人の姿がオーロラの空の中に現れる。銀河烈風の歴史はこれで幕を閉じたのだった。

うわぁ、悲しすぎる、悲しすぎるよ。37話からこの最終回までが辛いんだよね。何回見ても最後はうっ!てこみ上げるわ。彼らは銀河に伝説を残すために生き ていたんだ。きっといつかその精神は時代を超えて受け継がれる。彼らが成し遂げられなかった強い思いはいつまでも語り継がれ人々の心に残り続けることだろ う。彼らは無駄死にはしていない。むしろ自分達の意志を貫いて精一杯生きたことは悔いのない人生だったに違いない。例えそれが一瞬の星の瞬きの長さであっ たとしても。

銀河烈風!ここにあり!

それにしてもエンディングでキャシー・ルーの声の出演の名 前が川島千代子になっていたぞ?えっ?鈴木富子じゃなかったの。しかもロマンアルバムにも29話あたりから川島千代子になってるしなんで?途中で声変わっ たの?そんな風にはきこえなかったな。

最後は烈風隊の命が散ったことで終わりになって、話がその後どうなったかわからないが、私は勝手にその後の話を作ってしまいました。

興味がある方はこちらをどうぞ。
銀河烈風その後の話

 BACK              HOME
inserted by FC2 system