第37話
『巨烈燃ゆ(後編)』
カーメンの生まれ変わりカーメン18世。ヌビアの民に立ち上がれと指示をす る。

このカーメン18世はビリーと瓜二つ。そして声も塩沢氏が 担当。それでもビリーのときと全く違うように聞こえるのは本当にさすがだと思う。だけどなんでカーメン18世はビリーと瓜二つだったんだろう。初代のカー メンもビリーに似てるといえば似てるな。

ディーゴ「何、隠れぬビアが武装放棄だと。アステロイドをこれ以上混乱の中 に落としいれてはいかん」

イーゴ・モッコスとケイ・マローンもまたヌビアの動きに懸念する。アステロイドから自由連邦を切り離し決戦を移す策が必要になるが、連合本部が大きくなり すぎてイーゴの力だけでは無理であった。

スリーJがバクシンガーのスペアマシンを届ける。

ディーゴ「これでバクシンガーが2台。5人が分散しても戦えるって訳か」
シュテッケン「状況に応じて5人のうち一人でも4台のパーツを呼び寄せシンクロンできる。これがマ ニュアルだ。シローには後でおれが説明してやる」
ビリー「はい」
シュテッケン「緊急時には誰でもオートシンクロンできるようにマスターしといてくれ。使いこなせる のは今んとここの5人だけだからな」
佐馬「承知した」
ライラ「オッケー」

ミレイが挨拶に現れる。オフス星に行ってリリィと会ってビリーを待つという。

ビリー「彼氏が承知してくれますか?」
ミレイ「迎えに来てくれてるのよ。リチアも快く引き受けてくれたし」
ディーゴ「リチヤ?」
ビリー「姉のフィアンセなんです」
ディーゴ「フィアンセ」
ミレイ「まだインターンですけど、リチヤ」
ディーゴ「(好青年だな)」
ミレイ「前からオフス星にいって外宇宙の医学を勉強したいと言ってましたので」
ビリー「リチヤさん、姉さんを頼みます」
リチヤ「ビリーさん、オフス星で待ってますよ。専門外ですが、君の目のことも研究するつもり です。ディネッセン博士の指示を仰いで」
ビリー「ありがとう」

ディーゴ「あー、いっちまったか」
シュテッケン「どうしたい、ディーゴ、元気がねぇな」
ディーゴ「あっ、やあーあ、そんなことはねえよ」
シュテッケン「俺にはわかってるけどよ・・・まあ気を落とすなって」

シュテッケン嬉しそうな顔。やっぱりディーゴは俺のもの だってか?

ディーゴ「シュテッケン、おめぇって言う奴は」
佐馬「局長も人の子だったんだね」
ライラ「かっわいいー」
シュテッケン「そういうことだ」
ディーゴ「このやろう」
シュテッケン「ハハハハハハ」

突然バイク集団が艦内に飛び込んでくる。

ディーゴ「なんだお前達は」

銀河烈風に入隊したいとターマからやってきた若者達だった。

ディーゴ「みんな、ターマに帰れ。ここはお前達のくるところじゃねぇ」

納得いかない若者達。アステロイドの混乱でターマをはじめ各地でとばっちりが相次いで若者達が爆発していた。

ディーゴ「シュテッケンにでも聞いてみるんだな」
シュテッケン「戦争は遊びじゃねぇ。お前達には無理だ」

シュテッケンは負傷兵達の姿をみせる。

シュテッケン「良く見たか。みんな地獄の修羅場を潜り抜けてきた。キョー ラーク、ミフーシ、ガオーカ、アエイズと数えきれない戦場を戦い生き残ってきたんだ。わかるか。これが戦争だ」

あっさりと帰る若者達だった。

ディーゴ「なあ、シュテッケン。どうしたもんかな。これじゃ俺達がアステロ イドに戦火を持ち込んだも同然だ。俺達はアステロイドを出るべきだ」
シュテッケン「フガッ?」 (って聞こえたぞ)
ディーゴ「銀河烈風も列星同盟も今更連合軍と和平なんかできるわけねぇ。殺すか殺されるかだけ だ。だが関係のない一般民衆まで巻き添えにして戦うのは避けることだ。絶対にな」
シュテッケン「ディーゴ」
ディーゴ「戦場を移そう。アステロイドから他の宙域に」

ディーゴはカーメン18世の助力を得るためにビリーとヌビアの聖堂隕石に向かう。そこには一足早くイーゴも来ていた。ビリーが切りかかろうとして止める ディーゴ。

カーメン18世「ここでの戦いはやめていただきます。剣を収めて下さい」

ディーゴ、カーメンがビリーに似てるのでカーメンとビリーの顔を交互にみる。

カーメン18世「これは驚いた。まるで私の写し身だ」

カーメン18世もびっくり。

イーゴ「それより!これは一体」

イーゴにはそんなことどうでもいいみたいだった。お前も一 応驚けよ!

カーメン18世「まあお座り下さい」

ビリー目が見えないのに、あの位置から自分の椅子へあっさ りと座わったよ。しかも後ろから椅子と椅子の間を通って触りもせずに座ったぞ。目の見えないシチュエーションで不自然じゃないかな。超音波でも発してるん だろうか。

バクシンバードではシュテッケンが歩きまわっている。

佐馬「ちっとは落ち着いたら。こっちまでイライラするぜ」
シュテッケン「わかってるよ」
ライラ「まあ無理ないけどね。ドン・コンドールがヌビアと話をつけてくれないと撤退作戦はき ついもんね」

カーメン18世「これで互いに話はまとまった。アステロイドは戦火から免れ る」
イーゴ「では、決着はアステロイド以遠で」
ディーゴ「戦場でまみえよう、イーゴ」

納得する二人。

カーメン18世「撤退にあたっては我らヌビアが手をかそう。ロングー、ゴワ ハンド共に約束をたがえぬように」

直ちに撤退する烈風隊。そこへスリーJが血相をかえて入ってくる。

ディーゴ「スリーJ、まさか連合軍が」
スリーJ「図星で、トルサ艦隊がアステロイドへ突入をしようと」
ディーゴ「やはり・・・シュテッケンには言ったか」
スリーJ「いえ、ドン・コンドールあんたが初めてで」
ディーゴ「よし、この撤退は必ず成功させねばならん。誰にもいうな」
スリーJ「ヘイヘヘヘ、でも」
ディーゴ「スリーJ、俺についてこい」
スリー「あっ、何を」
ディーゴ「いいからこい」

ディーゴ一人でオートシンクロン合身する。

ディーゴ「シュテッケン、ちょいと片付けたいことがあるんでな」
シュテッケン「何をやる気なんだ」
ディーゴ「大したことじゃねぇさ」
シュテッケン「ディーゴ」
ディーゴ「そんなことより、このまま撤退作戦をリードしろ、いいな」
シュテッケン「しかし」
ディーゴ「これは俺の命令だ。すぐ戻る。もう一度いう。これは俺の命令だ。わかったな」

ディーゴ「これは俺が決着をつけるしかねぇんだ」

一人でバクシンガーでトルサ艦隊に猛進していくディーゴ。

ディーゴ「銀河烈風バクシンガー、参る!」
トルサ軍「銀河烈風」
ディーゴ「許さーん」
スリーJ「ドン・コンドール」
ディーゴ「スリーJ、わたしに万一のことがあったとき、シュテッケンに届けてもらいたいものが ある」
スリーJ「な、何を言い出すんで」
ディーゴ「コピーを受信してくれ。今から送る。頼むぞスリーJ」

嵐の集中砲火、バクシンガーがダメージを受ける。仁王立ちになりながら必死の思いでディーゴはくいとめる。

ディーゴ「うっ、あっ・・・ここから先は通さねぇ。おれが死んでも・・・烈 は不滅だ!」

ディーゴの一念の思いの中バクシンガーは閃光が弾け敵艦隊と共に爆発してしまう。

ディーゴ「シュテッケン、後は頼んだぞ」

シュテッケン「ディーゴ、ディーゴ、ディーゴ!!」

何回見てもこのシーンは辛い。でもさ、折角作ったばかりのバクシンガー が一回限りで爆発してもったいないなってこんなときにも突っ込みいれるか・・・いれちゃったけど。

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