第34話
『新たなる夢』
ユーリ「天王星中域にバクーフマークの宇宙艦が現れたというが」
ディーゴ「今シュテッケンが調べさせています。まもなく詳しく報告が入るでしょう」
ユーリ「うん」

ほんとに計算したようにすぐに報告が入ったよ。早すぎ。

シュテッケン「ディーゴ」
ディーゴ「おっ、何かわかったか」
シュテッケン「天王星宙域のバクーフ艦の主はブーヨ・ノモルトという男だ」
ディーゴ「ブーヨ・ノモルト?聞かん名だな」
スリーJ「いやーご存知ないのも無理ありませんや。なんせこの動乱のさ中にメリカ本星へいっ てたんでやんすからね」
シュテッケン「カイサ星からバクーフ光星間宇宙船が外宇宙へ出向したのを覚えているか」
ディーゴ「おう、そうだったな」

えっ、いつのまに?

シュテッケン「そのときのメリーカ特使だそうだ。才能を買われ弱冠23歳で この任にあたったそうだ」
ディーゴ「おー、そいつが帰ってきたのか」
ユーリ「そのころはまだバクーフの意向が新惑星を圧倒していた。帰ってきたものとしては太陽 系の変わりように驚いたろうな」
スリーJ「ええ、もうそこなんでやんすよ。実はね、セゾンJr.のルートを通じて我々に会見を 申しでてきたんです」
ユーリ「何?」
シュテッケン「艦長のブーヨは機密時にコーミャ星の領事館に一足先に向かってきている」
ディーゴ「コーミャ星といえば火星軌道の俺達と目と鼻の先だ」
ユーリ「切れる男らしいな」
シュテッケン「ユーリ閣下にご依存なければ私が一足先に彼の心中を確かめてきましょう」
ユーリ「君なら確かだシュテッケン。お願いする」
シュテッケン「はい」
ディーゴ「よし、我々もおってコーミャ星に向かう」
シュテッケン「こいつは面白くなりそうだ。スリーJ、行こうか」
スリーJ「へい、ガッテン」

ブーヨ「はじめまして」
シュテッケン「ユーリ閣下の代行できました、銀河烈風副長のシュテッケン・ラドクリフです」
ブーヨ「あなたが・・・ブーヨ・ノモルトです。お目にかかれて光栄です」

その頃バクシンバードではリリィが過労で倒れる。

佐馬「リリィさんが倒れた」
ビリー「なんですって」

このとき慌ててライラとビリーが走るが、絵に注目。二人と もものすごく小太りの後姿になってるぞ。笑った。

ビリー心配してリリィの手をとろうとするが中々とれないのでライラが手伝う。きっと胸触ったらダメだと思って戸惑ってたんだろうね。そしてこのときのリリィの 顔が劇画調でなんかあしたのジョーの絵みたい。

ビリー「リリィ」
リリィ「あっ、ビリーさん」
ビリー「大丈夫?」
リリィ「ええ、ちょっと疲れが出ただけ。少し横になれば大丈夫。それより心配かけてごめんな さい。キャシーたちが大げさに騒ぐもんだから」

ビリー「バクシンバード降りたほうがいいですね。コーミャ星のちゃんとした 病院で体を休めた方がいい」
リリィ「いやです。本当にすぐに元に戻ります。ビリーさんや皆と別れて艦を 降りるなんて」

リリィの顔を触るビリー。

ビリー「少しやつれたみたいだ」
リリィ「そんなことありません。それよりビリーさんこそ見えないハンディをカバーして神経に 負担がかかっているはずです。静養が必要なのはビリーさんの方よ」
ビリー「僕なら大丈夫」
リリィ「私、足手まといにhなんかなりません。心配もかけません。だからこの艦から降ろさな いで」
佐馬「リリィ、じゃーキャシーの言うとおり休むときは休んで食べるときはきちんと食べな きゃだめだぜ」
キャシー「そうよ、リリィ」

佐馬ったらさりげなくキャシーの肩に手おいてるし・・・

キャシー「これで素直になってくれそうね。あたいなんかトラック飛ばしてた からちょっとやそっとでどってことないけどさ、リリィちゃんは違うんだから」
佐馬「キャシーはどんぶりめしだもんな」
キャシー「佐馬、こんにゃろー」
佐馬「あてててててててて、加減しろよバカ」

つねられて嬉しそうな顔をする佐馬。しかもこの加減しろよ バカって言うときの言い方が優しいんだよね。よっぽどキャシーが好きなんだね。もうこのときは一線すでに越えてるとみたぞ。

ブーヨは太陽系自由連邦を作り、新たな独立体系を提案する。メリーカ星の支援もあり実現可能なことだと力づく。

シュテッケン「ディーゴ、その体系作りこそ俺達が烈の意地をかけて戦える夢 だ」
ディーゴ「うん。問題はその夢を現実にする展望だ」
シュテッケン「勝算はある」

ブーヨ・ノモルトが現れ、焦るイーゴ。先手をかけるためユーリ艦を叩こうとケイ・マローン率いるロングー艦隊が向かう。しかしそこへ列星同盟からセーダ イ、ブーナン、フクーシ、シーナイの各惑星の離脱艦隊が集結してロングー艦を包囲する。

ケイ・マローン「もう一息というときに」

またもやうちのめせなかった。ケイもストレスたまりまくりだろうね。

ブーヨ「やりましたね」
ユーリ「これから忙しくなる」
ディーゴ「やりがいがあるというものです」

太陽系自由同盟の誕生であった。各惑星の将校たちも交えてこれからの戦略を練る。銀河烈風がアステロイドにゲリラ網をはり、ブーヨが天王星宙域に本星を築 くことになった。しかしイーゴには非常な決意が燃えていた。

墓参りをしているライラ。

ビリー「いましたね。やっぱりここでしたか」

なんでビリーはここを知ってるんだ?

ビリー「この星に残りますかライラさん」
ライラ「いいえ、父とはこれでお別れができました。さあ行きましょ」

ライラ迎えに来てくれたビリーとリー兄妹をおいてさっさと 一人で帰っていくのであった。一緒に帰れよ・・・

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