第18話
『別れ星出会い星』
ビリー「やあ、ご苦労様」

すれちがう烈風隊士に声をかけるが愛想がない。

ビリー「あっ」
佐馬「どうだろう、なんだいあの態度」
ライラ「どうもここんとこ雰囲気がよろしくないようねぇ」
ビリー「やはりテディの一件でしょうか」
ライラ「というより、カシムを慕っていた人たちの不満がもね」
ビリー「困ったことになりましたね。他の隊士たちにも影響するし下の明るい銀河烈風に早く戻 さなくは」
ライラ「そう願いたいとこね」

コンピューターを操るシュテッケン。

スリーJ「なるほど、たいしたもんですな。シュテッケンさん、メカニックも やるんで?」
シュテッケン「見よう見まねでやってみたまでさ。後は専門家にきちんと図面を引かせてくれ」

見よう見まねでメカニックなんてできるのか?結構謙遜だったりして。か なり努力家して毎日勉強してたんだろうね。

シュテッケンの元へビリー達が隊士の不穏な様子を伝える。ディーゴもモーリ・アーウィンの元から戻り新惑星系の連中達の結託にかなり苦しい状況になると心 配する。

ディーゴ「シュテッケン、お前気にならんか」
シュテッケン「別に。今のところ力は互角さ。俺達がどれだけ力をつけるかで情勢は変わるだろう」
ディーゴ「うーん、そのとおりだ。隊規を刷新して今こそ強力な銀河烈風に立て直すときだ」

シュテッケンが当たらし隊割を提示するが、実際の数の隊士よりも少ない数であった。残りの連中は不要だが、どうせ勝手に出て行くとにらんでいた。

ディーゴ「ジューロも悩んでいるようだ。奴に留守を任せた俺の責任かもしれ んな」
シュテッケン「そういう優しさはよせ。列の本分は責任はすでに己自身にあるだ!」
ディーゴ「そうだったな。シュテッケン」

強いシュテッケンだよ。シュテッケンがリーダになればいいのに。実は ディーゴは飾りか?

シュテッケンとジューロが話し合う。本当はディーゴと話をしたかったジューロだったと思う。

ジューロ「カシムの不祥事の一件は留守を預かった私の責任です。私さえしっ かりしていればテディにあんな最後をとらせることはなかった」
シュテッケン「ジューロさん。あなたは烈風隊の総局長補佐だ。自分の失策を私に相談することはな い。私は常に列の隊規に己を照らしてみる。あなたも烈風隊士ならそうすべきです」

この列の隊規を作ったのはあんたでしょうが。直接作った本人に聞いちゃ だめっすか?人間誰しも誰かに聞いてもらいたいもんだよ。これが更にジューロを苦しめることになったんだろうな。

カシム派の隊士たちが50名程命令もないまま出動してしまい、シュテッケンはこの始末をジューロに任せた。更に悩むジューロであった。

カシム派の兵士達は烈風隊を脱走し、ジル・クロード側につく。その後を追うジューロと烈風隊士たち。しかし取り逃がしてしまう。

ビリー「大変です。ジューロさんが行方を絶ちました」
ディーゴ「なに」
ビリー「それから脱走を受け入れた輸送船に不知火党残党のジルクロードがいるのをクラパチー ノ達が目撃しています」
シュテッケン「ジル・クロード、まだ生きていたのか」
佐馬「そいつは厄介だぜ。ということはあいつこの烈風隊を襲う準備をちゃくちゃくと進めて いたってことだ」
ライラ「キョーラーク星じゃないとするとどこかしら」
ビリー「スリーJの情報網が今その分析を急いでいるところです」
ディーゴ「うーん。まさかジューロ君とジル・クロードが陰で結びつくということはありえんと思 うが」
シュテッケン「そいつはどうかな。今の世ん中何が起こっても不思議はねぇ。ぼやぼやしていると後ろ からばっさりだ」

あっ、どっかで聞いた台詞。こんなとこにもでてきてたのね。

ビリー「シュテッケン、それは偏見だ。ジューロさんは断じてそんな人ではな い」
シュテッケン「そうかな」

シュテッケンは疑い深いねぇ。でもこの世の中何が起こっても不思議は ねぇのなら、あんたとディーゴが出来ていても不思議はねぇな・・・

ジル・クロードのアジトが隣のバーチカル星だと知ってビリーは懸念した。ビリーは昔ジューロがバーチカル星のサーモンレイクに行きたがっていたことを思い 出した。

ライラ、佐馬、ファンファン、ジャッキーはジルのアジト探しにバーチカル星へと向かう。ビリーはジューロを探すように命じられる。

佐馬「ジューロのことだがな。代わってやってもいいんだぜ」
ビリー「佐馬さん」
佐馬「好きな奴をやるのはつらいことさ。いくら烈風隊の統制のためでもな。もっともジュー ロがバーチカル星にいればの話だがな」

サーモンを見るジューロの元に妹のキャシー・ルーが嬉しそうに近づく。再開を喜ぶ二人だった。

ジューロ「キャシー」
キャシー「ん?」
ジューロ「今はこんな世の中だ。俺にもどんなことがあるかわからん」
キャシー「おっとと、手紙で何度も聞かされてるよ。生きるも死ぬも運任せ。例え誰にやられても そいつを恨むなよ、だろ」
ジューロ「そうさ、大丈夫だなキャシー」
キャシー「うん。こんな世の中じゃ男の人も大変だね。たった一つの命かけてさ。あたいにはよく わかんないけど、兄ちゃんの気持ちはよーくわかるつもりさ」
ジューロ「キャシー」

この二人兄妹の割には似てないんだよな。ジューロは結構男前だと思うんだけど、なんかキャシーは不細工じゃない?最初はすごく違和感あったんだけど、何 回もみてたら性格が明るくてとってもかわいく見えてきたんだよね。いい こだよキャシーは。

ビリー「佐馬さん、ジューロさんはいると思いますか?僕にはどうしても信じ られないんだ」
佐馬「さあな。何ともいえんところだ」

仕事を早く済ませて兄と一緒に過ごそうと慌ててトラックを走らせるキャシー。そこでビリーと佐馬のバイクに接触してしまう。飛ばされる佐馬。見事に飛んだ。足を怪我してキャシーから応急手当を受ける。

キャシーの話を聞いてジューロがここに来ているというのを知る。

ビリー「ジューロさんは間違いなさそうですね」
佐馬「だが養殖場はレイクの西の端だ。来たの連中とは関係ないのかもしれん」
ビリー「どうします」
佐馬「ジューロには拙者が会ってみよう。ビリー、おまえさんはライラたちの元へ急いだほう がいい」
ビリー「佐馬さん」

ジューロ「佐馬さん」
佐馬「ジューロさん」
ジューロ「やはり来ましたか。私はてっきりビリー君と思っていたが」
佐馬「待っていたんですか、追っ手を」
ジューロ「そうです」
佐馬「会わなかったことにしてもいいんだ」
ジューロ「私は弱い人間です。人を切るのが嫌になった。烈にはついていけない落ちこぼれです。 心残りなことが一つありました。だが、もうそれも済んだ。一度は誓った烈の道です。覚悟は出来ている」

いきなり池から刺客現る。水から出るときあんなにとべるもんだろうか?あっ けなく刺客やられるが、ジューロも肩をやられていた。佐馬が心配して近寄ったときにキャシーが現れる。佐馬が気を取られた隙にジューロが襲い掛かる。佐馬 は飛び上がりジューロを討った。

あれ?ジューロ、もう人を切るのが嫌になったんじゃなかっ たっけ。それから佐馬も足を怪我していてあんなに高くとべるもんか。だけどジューロもわざわざ自分から仕掛けなくても。折角佐馬が見逃して くれるといってるのに。たかが隊規のために。シュテッケンが一番悪いよ うに思えるよ。

キャシー「兄ちゃん」
ジューロ「キャシー誰も恨むなよ」

佐馬「拙者に会いたければ、ゴーショタワーのバルコニーへ」
キャシー「ゴーショタワー?」
佐馬「そうだ」

ジルのアジトは銀河烈風に攻撃された。ジルは敗走する。
ジル「この命ある限り貴様らを討つ」

ゴーショタワーのバルコニーで鳩に餌をやる佐馬。そこへキャシー来る。

佐馬「いつでもいいんだぜ」
自分の剣を側に置く。
キャシー「鳩が好きなの?」
佐馬「ああ」
キャシー「あんたいい人ね」
佐馬「えっ?」

キャシーが微笑み、佐馬は鳩を飛ばす。そして
ここで 『アステロイドブルース』と力強く入る。

なんともいえない切ないエピソード。テディもジューロも隊規のせいで命がなくなったよ。どちらも罪のないいい奴らだったのにかわいそ過ぎる。そして正当防 衛だったとはいえ、実の妹の前で兄を殺してしまった佐馬。罪意識を感じて自分の命を捧げるつもりの覚悟をしていたんだろうか。こんな悲しい状況を全て作ったのはシュテッケンだよ。ほんと。隊規 に例外くらいかいとけ!

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