第13話
『サクラ・ゲイトの変』
ゴーショシティの焼き討ちを未然に防ぎ、銀河烈風隊の名は広く知れ渡った。 「貴重なフィルムが手に入りました」とその活躍の場面がテレビ中継される。おいっ、いつ撮ったんだ?

シュテッケン、隊員が観ているテレビを消す。

シュテッケン「さあみんな、人気者になろうが、うかうか喜んでばかりもいら れねぇぞ。そろそろ訓練の時間だ。さあ行った行った」
ディーゴ「しかし、いつの間にあんなフィルムを撮られたのかな」

やっぱりそう思うよねぇ。

シュテッケン「テレビ局に売りつけてしこたま儲ける抜け目のない奴といった ら一人しかいねぇさ」
ディーゴ「スリーJ!」

スリーJが走ってやってくる。多額の褒賞金が出ると知らせちゃっかり自分の取り分も主張していた。

シュテッケン「大したやろうだよ、おめぇは」

でも儲けさせてやると持ちかけたのはシュテッケンだった ぞ。

銃の射撃訓練。ライラの撃ち方に注目。なんでわざわざ脇の下から撃つね ん!このときビリーの目に異変が現れる。ビリーは沖田総司がモデルだから、実際の沖田総司は結核の持病があったためにビリーもなんらかの病 気もちの設定になっている。

ビリー「おかしい」
ライラ「ビリーどうしたの」
ビリー「いや、なんでも・・・」

ファンファンとジャッキーが入ってきて褒賞金のことを伝えて皆が喜ぶ。その後ろでビリーが座り込んで汗をたらたら流している。

ライラ「汗ぐらいお拭きになったら」
ビリー「ありがとう」
ライラ「どうかして」
ビリー「いや、なんでもない」

サンキュウといってハンカチを返すビリー。人が汗を拭いたハンカチはちょっと引くな・・・ビリーも洗って返せよ。

アーウィン14世が烈風隊幹部を地球に招きたいと言う。

ディーゴ「どうしよかなシュテッケン」
シュテッケン「ディーゴ、あんたはいってくるといい。子供のときからあこがれていた地球だ。ちょう ど良い機会じゃねぇか」
ディーゴ「お前は?」
シュテッケン「俺は本体と共にここに残る。目を離せるわけないだろう」
ディーゴ「それじゃ俺も」
シュテッケン「遠慮はいらんさ、士郎をつけよう。行けよディーゴ。地球じゃ一足先に春だ。桜の花が きれいだっていうぜ。行けよ!」

ディーゴ「よし、では行かせてもらいますか」

一番隊、三番隊がパトロール出動する。ここでバクシンガーでの初めての挿入歌が流れる。『愛のライディングマシーン』 うっふふ、ふふふ、ふふふ、ふふ ふ、ゲットゲットゲットナイトアンドディ〜。ちょっとメロディと歌詞で気が抜けるが、大好きな曲である。特に『お前、俺のものさ、バルバラ』ちょっと意味 不明・・・でも好きっ。

ディーゴ「シュテッケン、今連絡が入った。本日22時、アーウィン14世と 護衛艦隊は地球へ向かうそうだ」
シュテッケン「用意は?」
ディーゴ「大した用意はいらん。2,3日よってくるだけだからな」
シュテッケン「まもなく士郎がパトロールから戻る。支度させよう」

ビリーがすごい熱を出したと、ジャッキーとファンファンが慌てて知らせに来る。驚いてディーゴとシュテッケンが走る。

ディーゴ「士郎、どうした」
ビリー「どうってことないですよ。軽い風邪です。騒がないで下さい」

シュテッケン、手袋をはずしビリーの額に手を当てる。

シュテッケン「ん?おっ、すごい熱だ。ジャッキー、医者だ、医者を呼べ」
ジャッキー「はい」
ビリー「やめて下さい、シュテッケン。もう大げさだな。一晩も寝ればすぐ治 りますよ」
シュテッケン「これじゃ士郎は地球にはやれないな」
ディーゴ
「うん・・・」
佐馬
「んじゃ、拙者が変わりにお供しましょうか」
シュテッケン「おお、たのむ」
ディーゴ「士郎、俺は暫く地球にいってくる。大丈夫か」
ビリー「しつこいな、ディーゴこそ気をつけて下さいよ。地球か、いいな。熱 さえなければな」
シュテッケン「おっ、ディーゴ、時間だ。もう出発した方がいい」
ディーゴ「ああ、士郎のことはくれぐれもたのんだぞ」
ライラ「大丈夫。熱が下がるまで私とジャッキー達がついてるわ」
佐馬「ヌフフフアハハハハ、そういうことなら拙者も熱を出したいところだぜ」
ライラ「ウフフフフフ」
ビリー「全くもう、よってたかって僕を病人扱いするのはやめて下さいってば」

皆笑う。

ディーゴ「この分なら大事なかろう」

ビリーは寝るときはストライプのよくあるパジャマを着ているのね。そういう変なところばかり観察してしまう。キッドは何を着てねていたんだろう。アイザッ クなんてこんなパジャマ着てるところ想像もできないな。また妄想の世界に浸る・・・そのうちJ9キャラクターの寝巻き姿の絵でも描こう。

ビリーを看病するライラ。

ビリー「ライラさん、どうして僕に親切にしてくれるんです?」
ライラ「まあ成り行きだからって」
ビリー「成り行き?」
ライラ「そうよ、それだけ」
ビリー「えっ、たったそれだけ?熱があがりましたよ」

ビリーはライラに何を期待していたのだろうか。やっぱり一話のあのおまじないはライラと寝たいだったんだ。(おいっ)

シュテッケン「ディーゴ、そろそろ地球につくころだな」

そんなにディーゴが気になんのかい。やっぱりディーゴラブなんだこの人は。

佐馬「見ろ!ドン・コンドール。あこがれの地球が眼下だぜ」
ディーゴ「あれが地球か、夢のようだ」

アーウィン城でのパーティに出席してバクーフ筆頭大臣タイロン・イーデンに会う。動乱の平和的解決を望むタイロンにディーゴは深い感銘を覚えた。

ディーゴ「はずかしながら、私は政治向きのことはよくわかりません。ただ し、同じ人間同士が血を流し合うのは良くないことです」
タイロン「ディーゴさん。あなたはいい人だ。あえて安心しました」
ディーゴ「やっ、いやいや、そんな照れますよタイロンさん。イヤ、アハハハハ」

地球の穏やかな春と桜の綺麗さにディーゴは調子に乗って団子を食べ過ぎる。

ディーゴ「桜か、シュテッケンや士郎にも見せてやりたいな」
佐馬「ちと食いすぎではないのか?」
ディーゴ「うっんんん、お前もどうだ?」
佐馬「おれは甘いもんは好かん」
ディーゴ「うんまい」

次々と団子を食べるが、なぜか最後の一個は残ってまた新しい串を食べている。最後まで綺麗に食べてくれ〜。

ディーゴ「いてぃ」
佐馬「ほらみろ。いわんこっちゃない。待ってろ医者を探してくる」

偶然通りかかったニーノという男に助けられるディーゴ。ニーノの家で世話になるディーゴ。このときディーゴはピンクのシャツを着ているんだけど、あれはいつもの服の下にきているんだろうか。それとも借りたのか。

エンゲレス艦隊とゴワハンド星の植民隊が衝突して派手にやりあってしまう。それを機に地球の好戦派が外宇宙贔屓のタイロンを始末すべく動き出した。

ビリー「シュテッケン。事件のことは聞きました。至急へ行きましょう。 ディーゴが危ない」

シュテッケン「ディーゴ、おれが行くまで死ぬんじゃねぇぞ」

ディーゴもまた情報を得て飛び出そうとするが、助けてもらったニーノの母親から意外な事実を聞く。

「タイロンはニーノの実の父親です」

ということはこのおばちゃんとタイロンは出来ていた?

ニーノは外宇宙排撃派の一人で何も知らずに暗殺に乗り出しているらしい。慌てて駆けつけるディーゴの目の前でタイロンはニーノに討たれ、そしてニーノもま た流れ弾に当たってしまった。そこへシュテッケンもかけつけてバクシンガーとなり敵を討つ。

ディーゴ「なあ、シュテッケン。俺はなんのために戦っているのかわからなく なってきたぜ」
シュテッケン「ディーゴ、生きるも死ぬも人の定めだ。俺達の敵は新惑星系の連中でも外宇宙艦隊でも ねぇのかもしれん。時代さ。目に見えねぇとてつもない化けもんかもしれねぇ」
ディーゴ「シュテッケン・・・」
シュテッケン「潰されてたまるか。ディーゴ俺達はな、烈の精神を精一杯生きるのさ」
ディーゴ「ああ、そうだったな」

最後の二人の台詞が重く響くな。

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